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コラム:「資産の組み換え」で豊かさが数倍になる場合も

不動産を“動かす”ことで、豊かさ、ゆとりが数倍になる場合も
相続の際に不動産がある場合、受け取る側として喜ばしい不動産ばかりであればいいですが、そうでない場合もあります。
・収入がほとんどない。固定資産税を考慮すると赤字。
・建物が古く、収入が年々減っている上、修繕費など出費がかさむ。
・立地が駅から遠く、活用が難しい。あまり収益を生まない。
・居住地から遠く、業者に頼るにせよ、維持管理がたいへん。
あるいは、不動産自体に問題がなかったとしても、
・不動産が相続人の人数分ない。
・相続する不動産の時価や収入が大きく違う。
などで、このまま相続が発生すると、「共有」か「不公平」か、どちらかが生じる可能性が高い場合も問題です。
これらの解決策として有効なのが、「資産の組み換え」です。問題となり得る不動産をできる限り高値で売却して、配偶者や子供達が相続して嬉しい財産、争いにならない財産に、生前に組み換えておく、という方法です。
・好立地、高収入の不動産
・新築もしくは築浅の不動産
・将来性、安全性、安定性が高い財産(債券、保険など金融商品も含む)
たとえば、資産を組み換えたことで収入が上がるなら、
・家族旅行、趣味を楽しむなど、いい思い出をたくさんつくれる。
・自宅を改装する、建て替えるなど、毎日の生活を快適にできる。
・医療、介護、三食完備の、高額の高齢者向け施設などに入居できる。
・将来の争いの種をなくせる。いい家族関係をずっと継続できる。
といった、家族それぞれにとって嬉しい、ありがたいと思える恩恵もあります。みんなが喜べるように、「形を変えて残す」ことは、検討するに値する地主家系の方は多いものです。

